最終回を見て、これはもうぜ〜ったい原作本買って読もう。と思いました。
それとも、映像化したからこその良さ、だった?
と思うくらい最後まで目が離せないドラマでした。
ノゾミちゃんの最期・・・までやったら辛いな〜と思ったら
島の風景の美しさと、なるせ君とのすてきなツーショットでの「ジ・エンド」が本当に良かった。いい終わり方だった。
・・・・なので、原作どうなってんだ〜?って余計に読みたくなた。のです。
それまで一人で歯を食いしばって生きて生き抜こうとしていたノゾミが
事件現場からなるせ君に「たすけて。」と振り絞った声で電話をかけたシーンは胸に迫ったし、やっとやっと声が出た警察官の奥さんの「なっちゃん」の絞り出した泣き声と重なった。
秘密と罪を背負ってそれを隠すために長い間声を失っていたなっちゃん。
一方で誰にも頼らず自分を殺して生き続けてきたノゾミがだれかに「たすけて」というのはどれほど重いことだったんだとわかるシーンだった。
そのノゾミが最後に頼ったのはやはりなるせ君、か・・・。
なるせ君の、ひたすら寄り添うというスタンスは孤独を知っているからこそ生まれた彼の強さなんだろうか。
この世の中には、明るいところだけを向いて生きていられる人間と、どうしても闇を背負って生きる人間がいる。
ノゾミはその意味を十分に知っていて、安藤を巻き込むことも安藤と一緒になることも避けた。
ノゾミは自立しすぎてしまったんだなぁ、若いのに。
でもそうやって生きている人は結構いるように思う。そういう人はある時、プツン、と疲れちゃうんだよね、病気にもなるよね・・・。でも、治って欲しかったな、病気を克服してからノゾミの本当の人生がはじまってほしいよ・・・。
あの終わり方は、ほんのちょっとそんな期待も匂わせる終わり方でもあった、というか
わずかな時間でもノゾミが誰かを頼って安心して旅立ってほしい、という観る側の願いを叶えてくれる終わり方だった。
ところで、母親とのシーンですが・・・よかったな、とは思うけど、あんなに簡単に人は強くはならない、と私は思っているので、あの母親が言葉少なにノゾミの病気をも受け止められて、娘を抱きしめられるとはちょっと信じがたい。もしかしたらあの母親は、もともと強い人間だったのかな。あのときは病んでただけなのか・・・。やはりノゾミが旅立っていくには母に受け入れられるシーンがなくては救われない、からなのか。
もうちょっと登場人物のそれぞれの真意が知りたい。
そんなわけで、とにかく原作本読まないと・・・・。
さっそくアマゾンで探します。

