2018年12月13日

最終回の感想〜


『僕らは奇跡でできている』が火曜日に最終回をむかえました。

この終わり方!!なんでしょう・・・

一輝という主人公がどうなったか・・・と考えれば突拍子も無いありえない結末なのですが、そこが全く気にならない。

むしろファンタジーなんだか現実なんだかわからない『宇宙に行った一輝』の姿に満足してしまい拍手を送りたくなりました。

(そういえば、ドクターXでも最終回に大門未知子が宇宙に行っていたけれど・・・)

そんな突拍子も無い終わり方でしたが

登場人物たちの変化と、彼らの方向性が全て語られていて

しかもみんなが悩んだ末の笑顔。

ひとりひとりの人生に希望が見えて幸せな気持ちになりました。

まさかの育美先生の「彼氏さん」まで登場。


一輝がロシア語を勉強しているのは気になっていたけれど

なぜ水泳のシーンがあるのか、かなり違和感がありました。

(一輝のキャラクターと水泳シーンのイメージがまるで合わなくて・・・)

けれどもそう言うことだったのね、と納得させられました。

鮫島教授、まさか最後に相河先生の『ブリキの缶』の種明かしをしてくれるとは思わなかった。

おじいちゃんの「割れた茶碗」の質問との繋がりました。

そのものをどう生かすか・・・どう活かしきるか。

「スプーンは他の何かにならなくても色々と活かされる。」に、教育のあり方を考えさせられました。

子供の教育は、特に幼児教育はそうであってほしい。


なんだか、もう・・・あれもこれも

感じたことが多過ぎてとても書ききれないです。

こんなにもたくさんの種類の温かい感情と想いを与えてくれたドラマは久しぶり。

ちょっと違う感情ではありますが、以前観たドラマ

伊東美咲主演の『エジソンの母』オダギリジョーの『おかしの家』を思い出しました。

どちらも大きな事件は起こらない日常を描いていて、どんなストーリーかは説明できないけれど

今も心の中に印象的に残っています。

この手のドラマは後になってふんわりと思い出すし、自分の中で何かしらの栄養となっていくと思います。そういうドラマに出会えることはとても嬉しいです。

『僕はいつだってみなさんと繋がってます〜

みなさんが僕の中にいるってことです。僕はみなさんでできているってことです〜

今まで出会ったヒト、物、自然、景色、生き物全部でできています。

だから時間も距離も関係ありません。』

大切な人との繋がりを知った人。強くなった人のコトバなのかな。

一輝が大きく成長した証なんでしょうか・・・。


そして・・・熊野事務長の存在とこれまでの行動も重要な伏線だったのね。

一輝のこのセリフの後のシーンで

この世で無くせるものがあったら・・・『時間』とは(笑)


私が一番嬉しかった場面。

虹一君の10点のテスト結果を褒めたお母さんの言葉でした。

物の見方ひとつで世界は変わる。子供は変わる。虹一くん、本当に良かった。


どんな出会いも、どんな相手も、物の見方次第で自分次第で何かが変わる。

人生のあらゆる経験も出会いも、良いことも悪いことも

自分に何かしら働きかけている。

『嫌なことも辛いことも消そうとしないで全部光で包んだら、僕の光は無限大になります。』

なかなか難しい人生の課題。それを一輝は投げかけてくれました。


『ありがたいです。』『おもしろいです。』

『楽しみです。』何気ない一輝の一言ですがとっても心地よいです。

ほんとうに・・・素敵なドラマでした。



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posted by ゴジム主婦 at 16:34 | Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

ドラマの感想〜

来週で最終回・・・とてもさみしい。と思ってしまうドラマ。

『僕らは奇跡でできている』昨日で9話目・・・10話で終わるのは短いです。

先週、山田さんとの過去と「タコの理由」が明かされ、高橋一生さんと戸田恵子さんの2人のシーンに涙・・・でした。

タイトルの『奇跡』の意味も少しだけ理解できました。 

そして2人の親子関係が明かされても、今までと変わらない関係性はこのドラマの安定感につながっていてホッとしました。 

昨日の9話では、水本先生とこれまでとは違う、もしやの恋愛トーンにもなりましたが  ・・・

それでも後半までは、ドラマ自体は変わらない雰囲気でした。 


ところが・・・それが樫野木先生の爆発によって物語の色が変わってしまった・・・。 

けれどドラマをずっと見て来た人なら樫野木先生の気持ちも痛いほどわかると思う。 

 一輝の驚いた表情と涙、きっと傷ついただろうと思うと辛いシーンでしたが、樫野木先生の心の傷も垣間見れる場面でした。  

かなり辛辣なきつい言葉を重ねた樫野木先生。 

そこまで言わなくとも・・・と思えるけれど、

このドラマには、いつか必ず必要になるセリフだったのかもしれないと私は思います。

そもそも、このドラマでの一輝の設定は特にハンディキャップについても触れて居ないはず。

けれども、ちょっと一般的なオトナとは違っている一輝が

オトナの入り口にさしかかっている生徒や

「オトナらしい」大人達に変化を与えていくストーリーで、

それが観ていてとても温かな気持ちにさせられてきました。

そして、登場人物たちは今まで一輝をだれも攻撃したり責めたりはしなかった。  

それがこのドラマの心地よさでもあったけれど・・・・ 

でも、それでだけでは一輝が特別な人。特別な存在として周りの恩恵を受けながら生きていくオトナになってしまう・・・

それでは何かしらのハンディキャップを超えて、世のオトナたちとお互いに対等な存在にはならないのでは?と思うところがありました。 

なのでもしも樫野木先生があそこまでの言葉を一輝に言わずに飲み込み、

心の内で「この人に言ってもどうせ理解できない。」と思ったとしたら・・・  それは一輝と対等ではなくなってしまう。  

体や心にハンディキャプがある人を憐れむことは、ヒトは割と簡単にできると思うのです。 

 けれど、そのハンディキャップを超えて対等に接することはとても難しかったりする。

オトナらしく振舞っている人ほど。  

研究室の同僚で蟻の観察をしている沼袋先生は、ある意味どの人にも対等なんですよね。  

そこに彼の役割があるのではと思って観ています。  

そして・・・・樫野木先生に対して冷静に助言をした鮫島教授。  

小林薫さんの存在感ってどのドラマや映画でもいつもとても大きい。

私は小林薫さんが出ている作品は興味を持って観てしまいます。 

 今回のような自然体の演技も、無口な役も、べらんめえ調の役も、関西弁も、お医者様も、ヤクザも・・・・全てハマる。  思えば『ふぞろいの林檎たち』での印象が私の中では今も強く残っています。 

 話が逸れました・・・  

来週の予告編での一輝の言葉。 

 「嫌なことも辛いことも消そうとしないで全部光で包んだら、僕の光は無限大になります。」にすでに涙ぐんでしまった(笑) 

 一輝という名前も? 

 様々な人との出会いも?  

タイトルの『奇跡』はきっとドラマのなかに、一輝の人生の中にいっぱいあるのかもしれない。

 来週、どんな形で最終回を迎えても、一輝を応援したくなるはずと期待して観ようと思います。  




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posted by ゴジム主婦 at 13:40 | Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

声色

若い頃から音楽、ラジオ、映画、ドラマ好きな私の好みの決め手は・・・・どうも『声』にあるような気がします。

俳優さんでどんなに「イケメン」と言われていても声が好きになれないと、演技や喋り方が気になったりします。

かといって、一般的に「いい声」と言われる人が、自分の好みの声とも限らないのです。

私の場合・・・たぶん、「声色」がポイントなのかも。

声質、声の高い低いは元々持っているものだし、体つきも関係するけれど

喋り方のトーンというのは、感情を反映しやすい。

そこのところに敏感なんだと思います。

子供の頃から、周りの大人の様子を読み取ろうとするところがあったので、そういう感情の変化を声から感じやすいのです。


昨日、親友と少しだけ電話でお喋りをしました。

なんとなく気持ちが疲れたり、嫌なことがあった時に彼女と会話をするだけで「ま、いいか〜」って嫌な感情も引っ込みます。

電話をかけた時点で「もっしも〜し。どうした?なになに〜?」って明るく返してくる彼女。

もう、それだけで

つまらない話題はやめて、楽しい話しをしようかな〜って気持ちになります。

やっぱり、声のトーンや話し方って大事だなぁ〜って思っていたら・・・

彼女の方もちょうどそんなことを話しはじめました。

「最近、言葉って大事だな〜って思うの。ちょっとした一言ですごく助けられたりするのよね。かと思えばたった舌打ちだけで、心がえぐられるように傷ついたり・・・それだけで自分の感情が動くよね。」

そうなんです。私もちょうどそういったことで『声色』について思っていたところでした。

『声』というのは、好きな声、いい声、ってだけじゃない。

一言目からのトーンでわかる。


先日、ご近所の高齢のおばあちゃんに電話をしたら、

いきなり咳き込んで・・・電話口でずっとげほげほと咳き込んでいるのです。

普通ならば、ただ「大丈夫ですか??」って思うところなのですが

腰を痛めてからずっと籠りがちなその方は、出かけられないことに不満があって

誰かにどうにかしてほしい。という感情が強いのです。

私が久しぶりにかけた電話だったのもあったのかもしれません。

電話口で、受話器を離すこともなく耳元から咳き込む声がずっと続いた後

「なんだかさぁ〜ちょっとこのところ調子が良くなくてぇ、出かけたいのに出かけられないし・・・・」とこちらの用事よりも先に自分の不調を話し続けました。

きっと、自分の体調に不満が募っていたのでしょう、それを誰かにわかってほしいと思っていたのでしょうか・・・そんな雰囲気が漂っていました。

一方、最初から自分の不満を話す気満々で電話をしてくるおばあちゃんもいます。

電話の一声目でわかります。

そのおばあちゃんは、「体調は大丈夫?」とまず私に聞くのですが

明らかに私を心配するでなく、一応私のご機嫌をうかがって・・・・

「大丈夫ですよ。」と返せば、後は堂々と「自分の時間」と思っているところがある。

(大丈夫じゃなくても、同じですけどね。)

その声は大抵イラついていて、ああ・・・なにか嫌なことがあってそれをぶちまけたいんだな〜と一声目でわかるのです。


私の母も、私が電話をかけると必ず弱々しい声で「もしもし・・・」と言います。

元気に「もっしも〜し!!」とは出ません。

で、一通り心配の声かけをしてあげると後は元気になトーンになってあれこれお喋りを始めます。

なにかしら自分のことを心配してほしい人にありがちな声色・・・


最近はスマホも家の電話も、誰からかかってくるかわかって出ますからね。

そういう「使い分け」する人は確信犯だと私は思っています(笑)

『声色』というのは実は人の感情を動かす力がある。

それがわかっていて、人の感情に訴えようとする人だと思います。

わかりやすいと言えばわかりやすいのですけれど・・・。



街の中のカフェやレストランで悪口を吐いている人たちの声のトーンも・・・・

聞き取れなくても耳に入ってくるだけで気分が悪くなる時がある。

少々うるさくても、楽しそうな声色の人たちは気にならなかったりする。

人の耳は意外と色んな感情を読み取って、それに影響されていると感じます。


なので、俳優さんで声が良い人は「得している」と思う。

そんなにイケメンじゃなくても声質や喋り方がいい感じだと、知らず知らずに人を惹きつけていると思います。


今日、続きが楽しみな・・・

『僕らは奇跡でできている』の高橋一生さんも・・・

声のトーンがあのドラマに合っている。

今思いつく俳優さんで言えば、

井浦新さんとか、遠藤憲一さんとか、竹野内豊さんとか、いい声というだけじゃなくて

声色や喋り方が大きいと思う。

もちろん、みなさん声以外にも魅力ありますけどね。


昨日、友人と話して

声も老化するし、感情のコントロールも老化するから・・・

声色に感情が乗りすぎて、他人に嫌な思いを与えないように

自分も気をつけよう・・・と思ったのです。





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posted by ゴジム主婦 at 11:30 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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