最近、ドラマ好きの友人と観ているドラマが全く合致しなくなってしまいました。
以前から、好みが違うところはあったけれど
それでも「あれ面白いよね。」と好みが合うものが毎回あったのだけれど・・・
最近まるで合わない。
理由としては、そもそもドラマ自体が突出して面白い作品がないこと。
深夜や、地方局も含めるとドラマの数が増えていること。
そして・・・とくに私の方が、
最近のドラマの好みが一般的な人気のドラマから外れてきたこと・・・。
私の友人は、昔から所謂「王道好み」
(ここでは、「王道」というコトバの意味を正攻法とか一般的に受け入れられやすい・・・という意味で使います。)
私は、ちょっと天邪鬼で人気のないドラマもあえて観てみるタイプ。
その天邪鬼な気持ちに拍車をかけるのが、最近のネット記事や、ドラマや役者さんの持ち上げ方・・・そして、視聴率話し。
友人は素直に「あのドラマ視聴率がいいらしいよ、人気なんだって。面白いよ。」と受け入れて
年頃の娘さんと一緒に人気者の主演ドラマなどを見て楽しむところがある。
それはきっと健全で正しいと思う。
一方私はというと、録画をして一人でじっくりみるタイプで、
やたらと宣伝されて盛り上がっているドラマは見る気が失せてしまう。
映画にしても、友人は「流行っているものを観に行く」というスタンス。
その真っ直ぐさが返って気持ちが良い。
先日も「映画のコードブルー観に行こうかと思って。」というので
「私は、ドラマ版観ていないからわからないんだよね〜、コード・ブルーって面白いの?」と聞くと
「あ、私もドラマは観たことないの。でも、映画はヒットしているっていうから。」と友人。
数ヶ月前は「万引き家族観て来た。」と言うので、友人にしては珍しいチョイスだな〜と思ったら
「ほら、カンヌ獲ったでしょ?だから、母親が観たいって言うから私も観て来た。」とのこと。
「で、どうだった?」と聞くと
「う〜ん、イマイチ。よくわかんない。」との返事に笑ってしまいました。
そうやって、映画興行収入というのは口コミで広がるものなのでしょうね。
口コミで「流行りだから」と内容もわからず並んで観に行く・・・というのは私はしないけれど
そういう気持ちにストレートな部分は羨ましいところもある。
私はその素直な気持ちの友人と気が合うし、もう40年も付き合っています。
そして友人は私のそんな天邪鬼なドラマの好みも興味があるらしく
「今期オススメどれ〜?」と聞いてくる。
なので、今回観ている深夜ドラマをあげると
「そんなのやっているんだ、全然知らなかった。」というので、今度録画をダビングして渡すことにしています。
そうやって前回の私のオススメの「モンテクリフト伯」も彼女は、これから観て見るそうです。
その彼女、以前から「私は朝ドラがどうもダメ。」と言っており
『あまちゃん』と『ひよっこ』そして『マッサン』すべて私が好んで観ていた朝ドラ。これらがついていけなかったらしい。
でもなぜか『まれ』と今の『半分、青い』は面白い・・・と見事に私と好みが違う。
でもちょと・・・『まれ』と『半分、青い』ってある意味朝ドラの「王道」ではなく・・・
いつもの朝ドラの雰囲気からは外れた感じの作品。
『朝ドラ』に関しては、私の方が『王道好み』なのかもしれない。
それでも、私たちはこれからも「ドラマ好き」であるには変わらないと思うから・・・
王道好きの彼女も、天邪鬼な私も夢中になれるようなドラマはないものかな・・・。
いつか、二人揃って「これは面白い。」と語れるドラマに出会いたいなぁ・・・と思うし、一緒に老いた時に懐かしのドラマを語り合えたら嬉しいなと思う。

