今季のドラマが早くも最終回をむかえています。
『高嶺の花』これまで、2度ほど感想を書いてきましたが、
どういった結末になるのかまったく予想がつかなかった中・・・
ある意味大きく予想と期待を裏切った結末でした。
とても良かった。
その一言で十分と言うか、それ以外にどう説明し、どう感想を述べるか・・・
その必要性がないドラマだったと思います。
最近、ドラマのレビューや感想で「登場人物にまったく共感できない。」という言葉をみかけますが、
それって「共感できない」じゃなくてその人物の気持ちを想像できないってことでしょうか?
そもそも、別に共感できなくたって良いのに。
ドラマは自分とは全く別の人生を楽しむことでもあるし、もちろんそこには共鳴できた方が気持ちがいいんだけれど・・・・。
そう言う意味では、野島伸司さんの作品に出てくる登場人物達の描き方
結末、は共感できるものではないと想像していました。
ところが、今回の結末。
観ている時には、思うことがたくさんあったのに・・・でも途中から
幸せな気持ちと切ない気持ちで目頭が熱くなって、ひたすら優しい気持ちになれた。
確かに、ツッコミたいところも、すごくクサイセリフもあったけれど
そんなものも吹き飛ばしてくれるような世界観でした。
曲も、お花も、役者さん達の笑顔もすべて良かった。
あえて言うなら
わかる人だけわかればいい。そんな気持ちにさせられたドラマでした。
そして・・・・
私が今季とても楽しんでいるドラマ
『探偵が早すぎる』日テレ木曜深夜。
以前から似ていると思っていた 水野美紀と広瀬アリスのキャスティング
そして、ほぼ主演の滝藤賢一さんのはじけっぷりがすごい。
ここまでのコメディはともすればとんでもなくシラケると思うけれど、
そこに俳優さんたちがすごく上手にハマっている。
主演クラスの人たちだけではなく、脇役の俳優さんも豪華
片平なぎさのラスボス感、登場するだけでサスペンス感を漂わせるのはさすがだと思うし、
やりすぎなコメディ感とのバランスがうまくできている。
それにしても
主演の広瀬アリスのコメディエンヌぶりは、すごい。
テレ東の『釣りバカ』の時に、みち子役がすごく合っていて、
広瀬アリスっておもしろいかも・・・と注目していたのですが
ここまでコメディが違和感なくできるとは・・・・
来週が最終回なのがさみしいくらいです。どんな終わり方でも、シリーズ化して欲しい。
あとは・・・・
NHK『透明なゆりかご』と日テレ『ディーリー』がどう終わるか・・・期待しているところです。

