昨日の夜観ていた有吉とマツコの番組で
番組アンケートなのか何か
『人の悪口を言わない人を信用できる7割 できない3割』というアンケートを元に
お二人が「悪口を言うことについて」の話題をしていました。
「自分たちは悪口を言うことを生業にしているから。」と前置きのように言っていましたが
確かに。悪口を言うべきではない。とすることは二人のキャラでは無理でしょう。
けれど、このお二人が悪口ばかり言って信用できない。とはあまり視聴者には映らない。
それはテレビ中のことだから。
ショーの中での役割だから。とほとんどの人はわかって観ているはず。
マツコはさらに「誰かが悪口の口火を切る事で、話しが盛り上がるものだ。」と言っていたけれど、それも確かにある。
けれど、マツコの言う悪口・・・どこまでのことなのか。それはによってだいぶ違う気がする。
そしてさらに
「人間は絶対に人の悪口を言う生き物だから。」とも。
それはそうだと思う。絶対言わないとは言い切れず、なにかしら不満を口にして、結果それが他人の悪口になると思うから。
そして、有吉さんが「言わない奴ほど、腹黒い。カマトトぶっている。」
という意見で盛り上がっていた。
「ネットでも人の悪口ばっかり言ってるじゃん、みんな。」と有吉さん
「それが人の本性なのよ」とマツコさん。
ちょっとまって・・・みんなは言ってないと思うよ〜(笑)とか
人間の本質にはそれはあるけれど、ネットで悪口言っている人が本音とも限らんよ〜っと
私の中では微妙に突っ込みたいところがあった話題だった。
一般の社会の中では、やっぱりあからさまに悪口を言う人は結果的に信用されないと思うし、
何より一緒に過ごしていても楽しくないので付き合いは続かないと思う。
私も親しい友人やオットと、悪口といえば悪口のようなことを言っている。
それは、近所で嫌な思いをしたこととか、お互いの親戚やらのこと。
テレビに出てくる俳優さんたちの話しとか・・・。
けれど、自分たちの共通の友人関係の人、その場にいない人のことを悪く言うのはしないようにしている。お互いに。
悪口を言うのが人間という生き物・・・・だとしても、社会性を持っていれば避けたり
言い方を変えたりして関係を保つのが大人だと思うし、必要であれば悪口にならないような言い方で改善すれば良いと思う。
テレビでの彼らのやり方のように、キャラや言い方。これが大きいと思う。
マツコさんの手法だと、毒舌を言いながらしっかり自分を落とすことで、きちんと他人を上げている。
だから、悪口を言っているようで謙虚にも見えたりするわけで・・・・
一般人、特におばちゃんやお年寄りの集まる主婦や女性の生活圏では
悪口は、ただのはけ口。
大概が、自分のコンプレックスを突くような相手を落とすような事を言い合う。
自分を下げるのではなく、自分を上げるため、自分の存在感を主張するためのマウンティング行動のような悪口が多いと思う。
きっと、マツコさんや有吉さんの言う「悪口」は「うわさ話」程度のことなんじゃないかな。
本気で悪口言う人の声色とか、喋り方とかって黒い感情があふれでている。
その感情は受け取りたくないと思ってしまうなぁ。
受け取ったら最後、具合が悪くなるもの(笑)
なのでそう簡単に同意したくない。
そもそも上手に悪口を言うには、相手に嫌な感情をぶつけないような「言い方」が必要で、
悪口を言うなら自分でその黒い感情を始末するべく、オチをつければいいと思う。
そういうやり方を考えるのもコミュニケーション能力のひとつと思う。
ところが・・・だんだんそうもいかなくなるのですね。
脳の老化でもあって・・・止まらなくなるのね、感情が。特に怒りの感情は過去に遡りやすいらしい。
高齢者たちの悪口はエンドレスなのはそこ。
脳の老化は避けられない。どうせ老化するなら、ひらきなおりとか、忘れっぽいとか、
前向きな考えの脳に変遷してくれないかな、と思う。
人の悪口を言うにも頭を使わないといけないな、とあらためて思ったのでした。

