昨日、高齢者のネガティブなおしゃべりがしつこい。と書きましたが・・・
その解決方法をとある方に相談して、ちょっと納得したことがあります。
昨日も書いたように・・・しつこい会話の根本は、多分、不安感からくるものだとは分かるのだけれど
でもその果てしない不安感にずっと付き合っても
本人が自分なりの昇華方法を見つけないと解決しないと思う。
でも、そもそもが自分自身が不安感に気が付いていないので
単なるお喋り相手の私が、そこにアドバイスなどをおくろうものなら・・・
「私の何が分かるのよ、あなたは若いからいいけどね。」と半ギレになる。
じゃあ、なんで私に話すかというと・・・
誰でもいいのです。できれば親切に聞いてくれて、同意共感をしてくれる人であれば・・・。
でも、幾つになっても女性であるからには
女性同士にとやかく言われたくない。という気持ちが起こるわけで・・・
なので、そういう高齢者にとって一番良い相手はというと
若い男性の福祉介護士やヘルパーさんやそういった福祉系の活動をされている方。
実際、隣近所の高齢者で以前は話の長い、同じ話ばかりを繰り返す方がいたのですが
嫌々ながらも、デイケアセンターに週2回くらい通うようになったら
私に対する訴えがなくなりました。
そして、初めは言い訳のように
「本当はデイケア〜なんて行くようなアレでもないんだけど・・・でも行くとみんな親切だし、元気が出るの。」と前向きな気持ちを話すようになってきました。
そういう会話なら私も「よかったですね。」と言って世間話しで会話が終わることができる。
デイケアセンターに行くところを見られたくない、とか、
大したことないのに介護保険使うなんて・・・とか同世代の高齢者に言われることを躊躇うようですが
もともと不安や不満の強い人は、
色んな高齢者の集まるところに行くと、自分よりも大変そうな人がいる。とか
自分の方がまだまし。とか。比較によって自分の不安も解消できるらしい。
ということで・・・・
解決法としては「デイケアセンター」でも何かの集まりでもいいから
そういったところに行って、感情の矛先を変えてもらうこと。
これは、私の母にも有効でした。今やすっかり話を聞いてくれない娘には興味もなく
せっせとどこだかのNPOが企画している集まりやら
一人暮らしの高齢者向けの食堂やらに通って、親切にしてもらうことで気持ちが満たされているようです。
その代わり、私が病気だろうが忙しかろうが手伝おうとか心配するとかそんな気持ちも全くない。自分の欲求を満たすのみ。
まあでも、私にとってはありがたい状況です。
今の高齢者は、きっと恵まれた経済社会の中で過ごしてきていて若い頃の社会に対する不安感を経験していないのかもしれない。
私の祖母の時代は戦争も経験しているので、何かとたくましく何かと諦めもあって、大らかだったり強い高齢者が多かったように思う。
だからこそ、居てくれるだけでありがたい存在がおばあちゃんだったのだけれど・・・
今の70代くらいは、誰かと比べて平均でいることに安心感を覚えるのかも。
と、解決法は見えたのだけれど、問題なのは・・・・
私に電話をしてくるその隣のおばあちゃんは
デイケアーなどもっての外、絶対に年寄りの集まるところになんか行きたくない。
自分は若い人と喋っている方が楽しい。
年寄りは、程度が低いしセンスも悪い。と同世代高齢者を見下す人。
なのでそう言う場所へは
行かないでしょうね。
そうなると・・・・いつか
どうにもならなくなった時に利用するその日まで行かないでしょう。
なので、すぐには解決にはならないと思う。
でも、別に私じゃなくても良いってことがわかっただけ少し気楽になりました。
「若いお友達と話している方が楽しい」と言いながら、やっていることは高齢者同士のせめぎ合いと変わらず。
そして、決してお友達ではない。ってことを私が自覚していればいずれ矛先は変わるでしょう・・・
冷たいようですが・・・
本気で若いお友達。と思っているのであれば
お互い一緒に居て得るものも、楽しいことがあるはずだし、
相手に対して一方的だったり不快を与えていることに気が付くと思う。
何かと気がつかないそのおばあちゃんは、もうすっかり心も存在も高齢者の状態なのだろうから・・・
親切にしてくれる、できればその筋のお仕事の方に出会って欲しいと思います。
私も、こうやって気持ちの解決をして行かないと
ストレスが溜まって無駄な時間を過ごしてしまう。
私にも、そうそう時間も体力もあるわけでもないし、
身体に堪えることはできるだけしたくない。
そう思うこの頃です・・・。
高齢者のおばあちゃんたち・・・ごめんなさい。