2018年02月03日

ちょっと暗いドラマ。

このところ、ちょっと暗いドラマに魅力を感じています。

その時の自分の心の方向や、気持ちのバランスによってドラマの好みは変化します。季節によっても・・・。

それに、ずっと高いテンションの作品ばかりを観ていても楽しいけれど疲れるし飽きる。

そういう時に、考えさせられるきっかけを与えてくれるセリフやストーリーに出会えると刺激になりますし、

何よりも独特の世界観に浸れると、ストレスから解放されたりもする。

スッキリしたり、笑えたりするだけがストレス発散になる訳ではないことを最近のドラマを見て実感するのですが・・・・年をとったってことなのかなぁ。

それとも、近頃言われる『涙活』みたいな感覚に近いのかなぁと思う。

個人的には、「さあ、泣いてください〜」っていうタイプのドラマや映画は好みではないけれど・・・。

今期のドラマでは、暗めのストーリーで独特の世界観の『anone』

映画のような画像なので途中CMが入ると気持ちが削がれてしまうし、座ってじっくり見たいので、翌日に録画で観ています。

ストーリー展開はゆったりしているのに、あっという間に時間が経つドラマ。

私はそれくらい集中して観てしまうし、セリフのひとつひとつに耳を傾けたくなるので、ながら見では理解しにくい世界観がこのドラマの良さだと思っています。

前回のストーリーは、かなり辛辣なシーン、理不尽で悲しいシーンが多かったけれど

そこに伴うセリフと俳優さんたちの演技が素晴らしく、胸が痛いけれど目を背けることなくぐっと見入ってしまった。

人生や世の中の理不尽さや不条理さを、登場人物それぞれが背負っていて、それを見せられるのは辛いのだけれど・・・・

でもそこの部分を多少なりとも知っている人にとっては共感ができる、一緒になって心に寄り添ってくれるストーリーだと思う。

そもそも・・・人生そんなにみんな明るくて、正義感に溢れていて、矛盾がなく、頑張れば報われる訳ではない。

ストーリーの1話目で、主人公ハリカの若い友人関係の危うさと、偽札を巡る人間関係からの危ういつながり。家族関係や記憶の矛盾。

ホンモノとはなにか、リアルと思っている事とニセモノとの違いとは何かと問われているように思う。

この世界観に不安や不快感を感じる人も多いと思うけれど・・・

あのドラマに極端な拒否感と嫌悪を感じる人は、きっと現実が幸せなのかもしれない。

だから決して万人受するドラマではない暗めのドラマなのだろうな。

そして、最近観た暗いドラマもう一つ。

北欧ドラマ・・・北欧系の映画やドラマは青みがかった画面に、暗めの雰囲気のドラマが多い。なのでなかなか入り込むには時間がかかるのだけれど・・・・

先日WOWOWでやっていた『犯罪心理分析官インゲル・ヴォーグ』全8話

女性の犯罪心理分析官という事で興味津々だったのだけれど・・・・

心理分析に至るにはかなり中身が薄かった。

連続殺人の動機と、そこに行き着くまでの分析や心理的な読みもほとんどなく、

主人公の中年女性の子育てと仕事の葛藤、別れた夫との関係と、唐突な職場恋愛が散りばめられているのだけれど、主人公自体に魅力を感じにくくて残念。

さらに肝心の連続殺人犯の動機も単純で掘り下げが不足しているので、ただの偏見と不気味な人物像という印象だけで終わってしまった。

でも、北欧ドラマ独特の空気感には浸る事はできたので、日本で言ったら二時間ドラマを何本か楽しんだと思えば良いかな。

明るく楽しいドラマ、ヒーローモノの正義感あふれるドラマ、スッキリ解決ドラマも良いけれど

心のストレス解消には暗いドラマもひと役買ってくれます。

少なくとも、この冬は私は暗めのドラマに浸りたい気分です。


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posted by ゴジム主婦 at 10:59 | Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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