2018年01月29日

『西郷どん』が虚しいけど面白い。

大河ドラマ『西郷どん』4話も良かったです。

あっという間の45分間で、普段「ながら見」になりがちな私もついつい手を止めて口も開けて(笑)見入ってしまうドラマです。

大河ドラマの場合、歴史好きの方が観ることが多く、史実に基づいて・・・と言うところに厳しい人には突っ込みたいことがいっぱいだろうと思うし

伝えられている事件のひとつひとつに思い入れがある部分は人によって違うので、言いたいことがある人もいっぱい居るのだろうとは思う。

私は・・・というと歴史に詳しくないので、大河ドラマもあくまでも自分の好みで、ドラマとしておもしろいかどうかだけで観ています。

これまで、『篤姫』『軍師官兵衛」は欠かさず観て楽しみましたが、

このところしばらくハマれるモノがなかったので中園ミホさんの脚本に期待していました。

4話観てきて、中園さんらしくドラマチックに魅せるのがうまいと思うし

その脚本に合わせ、俳優さんたちの演技合戦をメインとしているところが惹きつけられて充分に楽しめています。

西郷隆盛という人は、多くの人が知っているのでこの人がいずれどういう道をたどるのかを知った上で観ていくので

それをどう描くかというのはとても難しいと思う。

私はざっくりしか知らないけれど、いずれ西郷さんがたどる道を思うと・・・・

正直、今の時点での熱血的な青年時代の姿が、ちょっと虚しくなる。

こんなに熱い思いがあって、これから生きていくのに結局報われるんだか報われないんだか・・・・。と思うと・・・

その辺も目論んだ上でのストーリーにしているのかな、だから泣ける作りになっているのか。

報われないんだよなぁ〜という思いを重ねながら観ていると、鈴木亮平さんの暑苦しいまでの演技が、余計に泣けてきます。

昨日の4話は見所がたくさんあって、いろんな思いを投げかけられました。

赤山先生の切腹シーン、渡辺謙と鹿賀丈史そして小柳ルミ子の戦技合戦。

先週は、渡辺謙と竜雷太の演技に目が離せなかったけれど、今回はそれを超える場面でした。

それにしても、ロシアンルーレットで目が離せないようにするって・・・ちょっとズルい(笑)

だけどそんな演出はどうでも良いと思えるほどの説得力のある二人の演技がすごかった。

まるで大作映画のメインシーンみたいでした。

渡辺謙は、なんだかんだと歴史モノにはハマりますね。現代劇ではそんなに演技がうまいというイメージがなかったのだけれどやっぱり存在感がすごい。

沢村一樹もこのところあらゆる役をこなして、私の中ではすっかり演技上手のイメージに・・・・。

久光役の青木さんもこんなバカ殿風の役柄もハマるんだ〜と面白く、小柳ルミ子との組み合わせが絶妙。

その中で、イケメンだけどどうも浮いているのが藤木直人。嫌いじゃないけど・・・・なんだか浮いてるぞ・・・という不安な感じに見えてしまう。

これまで4話観てきて思うのは、画面的にも観やすいし人物像も的を絞って描いているので気持ちを向けやすい。

三谷幸喜さんは好きなのに大河ドラマに私がハマれないのは、

私が歴史モノへの知識がなさすぎて、情報量の多さについていけなかったんだろうな〜っと思っています。

今のところ、中園ミホさんの描き方は歴史上の細かな情報よりも的を絞った作り方をしていくのかもしれない、それなら歴史物に未熟な私も楽しめるかも。と、思っています。



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posted by ゴジム主婦 at 10:31 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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