都市部に大雪が降るとなにかと大騒ぎ。
住宅街で今回のような大雪が降ると、困るのが雪かき問題。
雪かきに慣れていないというのはもちろん、雪を寄せる場所がない。
我が家は家までの間口が狭いので、玄関から門、門の外の狭い駐車場の雪をどけておかないと
翌日通れないし、かたまってしまったら一週間くらい車も動かせなくなってしまう。
なので玄関前から道路までの細長い通路の雪をせっせと庭まで運んで、小さな畑に山盛りにしておきます。
今回は、雪の降っている最中に1度、降り積もった夜に1度。
そして翌日ご近所の方たちと道路の雪かきを1度。
なかなかのハード作業です。それに、こちらのペースでできないというのが忙しいし身体にこたえます。
ご近所さんが数人道路の凍った雪をガリガリやっている音で、私も出て行って一緒に始めたわけですが・・・・
ご近所さん、高齢者が多いのです。
なので、60代の方でも若いほうで、その方たちがせっせとやっているわけですから・・・
50手前の若手の私はバリバリやらなくちゃ・・・な訳です。
大雪の前日、我が家の裏手に住む一人暮らしの70代後半の一人暮らしのおばあさんに、
「明日、玄関前の雪かき必要なら行きますから言ってくださいね。」と夜のうちに電話しておいたら
「心配してくれて嬉しい〜。でも転んだらいけないし、出かけないから出られなくたってかまわないのよ。」と、言っていた。
で、翌日電話すると。なんと居ない。
どうしたんだろう、と心配もよぎったけれど雨戸開いてるし大丈夫だろう。とご近所さんと道路の雪かきをしていました。
すると、あの大雪の翌日杖をついて、病院に行っていたという。
せっせと雪かきをした道路を杖をついて帰ってきた。しかも、午前中に。
「お電話したけど留守だったから、どうしました?」と聞くと
「病院に行って電気当ててきたの。玄関前は見たら誰かが雪かきしてくれたみたいだから。」
なんじゃそりゃ!?って、思ってしまった私。
そこまでして行くような病院?私だって、雪かきそっちのけで行きたいわ。整骨院とか・・・・。
しかも、「誰かが雪かきしてくれたから。」って出かけて
「心配してくれてありがたいわ〜」って・・・・。
一方、我が家の隣の高齢者夫婦は、毎回雪かきには一切出てこない。
そして後になって私に耳打ちする
「何もやることなんてないわよ、放っておきなよ。私もやらないんだから。どうせとけるんだから。」と。
どうやら、その高齢の方、かつて「雪かき問題」でご近所さんと揉めたみたい。
雪を自分のウチの塀に寄せたとか、寄せないとか
自分の家の門の前だけ雪が残っていたとか・・・・・
この『領土問題』って、人によって意識の向け方が違うので、そこに厳しい人同士は必ずぶつかるので厄介。
そんな訳で、その高齢者夫婦の門の前も、私やお向かいの人で雪かきする訳です。
別に出てこなくてもいいけど
「ありがとう助かったわ。」じゃなく「やらなくていいのに。」はないだろうと思う。
ま、道路だから・・・・その人の土地じゃないから「ウチの前もありがとう」とは言いたくないんだろう。
そして我が家の反対隣の、近所でもちょっとやっかいなおばちゃんは、
「よそんちの前までやることないわよ!」とわざと大声で言ったり・・・何かと面倒。
大雪が降るとコレが・・・この価値観の違い、ご近所問題が表面化するので色々疲れます。
それにしても、高齢者さん達のその揺るがない価値観、
どこかで交わらないと円滑にまわらないのに・・・・
そして驚きなのが意外と高齢者が大雪の翌日に出かけるってこと。
そんなに重要な予定ないだろう、と失礼ながら思ってしまうし、
大雪の予報もされていたのだから病院やお薬やお買い物も済ませておけば良いのに。
雪かきに時間を割いて、体もくだびれ果て、今週は買い物も整骨院も行きたいけど行けなかった私は、
雪かき免除でお出かけしている高齢者がうらめしい。
この前から高齢者に小さな不満を訴えていますけど、今回の「雪かき問題」でまた見たくない高齢者の身勝手さが目についてしまいました。
高齢者が多いからね、仕方ないけど。
これからどんどん年を重ねて、いつまでたっても私が年下で・・・・
周りはさらに高齢者ばかりになったら、雪かきどうするの?
都市部の住宅地のあちこちでこんな小さな問題にモヤモヤしている人いると思う。

