きのう、友人と表参道に行ったら・・・・
『カフェSHOZO』のゾウのマークが目に入ってきました。
一緒にいた友人は私の40年来の親友。
彼女とは地元だった栃木の『カフェSHOZO』によく一緒に行きました。
彼女は当時地元に戻って臨時採用の教師をしながら採用試験の準備をしており
私は都内の幼稚園に勤めていて、連休のたびに地元に帰っては
彼女の最初の車、古いCITYでいろんなところに連れて行ってもらいました。
その中でも『カフェSHOZO』はゆっくりとおしゃべりするにはとても良い場所で
二人の大好きな場所、コーヒーの美味しさを知った場所でもありました。
今となってはカフェ好きの人にはよく知られた・・・・SHOZO。カフェブームの先駆けとまで言われていますが
当時は田舎のほんとに知る人ぞ知る隠れ家のようなお店でした。
一見、とてもカフェとは思えない古いお店やさんの引き戸から入り、木造の階段を上がっていくと
天井の低い入り口からすぐのところにカウンターがあって、
帽子をかぶったマスター「しょうぞうさん」がうっすらと暗めの照明の中で静かにコーヒーを淹れている・・・・そういうお店でした。
何より気に入っていたのは・・・
いろんなソファや椅子があり、ひとりから4人くらいまでそれぞれ座れるようなコーナーのようなテーブル配置。
店内はまるで自分の部屋のような、懐かしいどこかのお家のリビングのような雰囲気。
どの席が良いかな、どの席が空いているかな。それも楽しみでした。
薄暗い雰囲気のお店は、大声でおしゃべりする雰囲気ではなく
自然と静かに会話する雰囲気のお店でした。
多分、マスターや店員さんの声のトーンも静かだったので店全体の雰囲気がそういう空気になっていたんだと思います。
その雰囲気すべてが心地よかった。
思い出話が長くなりましたが・・・・
その『SHOZO』は、いつしか有名になり、店舗も増えて
あのマスターしょうぞうさんは有名人になり・・・・
表参道に店舗まで・・・・。
ということで、思わずその親友と「うわ〜ここにお店ができたんだね、すごいね〜」と驚いて嬉しくなりました。
お店は特別大きいわけじゃなく、本店の『カフェSHOZO』の雰囲気を思い出させるような作り。
そして懐かしい焼き菓子。
友人が「お土産に」と私の分まで購入してくれたのが「スコーン」と「クッキー」
焼き菓子や重ためのケーキも当時はしょうぞうさんが説明しながら出してくれて、帰りがけに
「美味しかったです」と言うととても嬉しそうな表情をしてくれました。
あのうっすらと暗いお店でのおしゃべりは、とても思い出深い大切な時間です。
この、ゾウのマーク。とってもなつかしい。

