今日はちょっと愚痴っぽく、湿っぽいイヤな話題です。
私には妹がいて、ふたり姉妹で育ちました。
現在、私は既婚で二つ違いの妹は未婚。それぞれ子供はいない。
私は訳あって、もう4年ほど妹と連絡をとっていません。
話は長くなりますが・・・・・事のきっかけを最初に説明すると・・・
妹にとあるお祝い事があった時に、母がなぜか「お姉ちゃんには内緒にしておこうね。」と妹に言ったらしく、
妹もそれを真に受けて、私に真意を隠して「ある部分」だけメール連絡をしてきたのです。
でも、それを聞いた私はなんだか腑に落ちず、ツジツマの合わない話にもやもやしていました。
そこで直接話を聞いているはずの母に聞くと「ヒトのことなんでどうでもいいでしょ!」と珍しくキレ気味。
なんだかますます腑に落ちなくて、妹への不信感がつのり、すっかり疎遠になって2年近くが経ちました。
その間もお正月などは母の家に妹が来て過ごしていたようで
すぐ近くに住む私に対して連絡もなく、一緒にお正月を過ごすこともなく・・・・母と妹はふたりでお正月を過ごしていました。
そしてお正月が終わると、何事もなかったよう母は私と日常に戻るのです。
すごく気持ちが悪いし、
そもそも妹が私に連絡を取ろうとしない理由も良くわからないので、それを母に聞いてみると
「だって、あんたが怒ってるから、怖いんでしょ。お姉ちゃんて存在は昔から怖いものなのよ。」と言う。
いつ私が怒ったのだ??そもそも何に対して私が怒ったの?と全く訳が分からず・・・・私の存在が怖い??なぜ今更。
そんなやりとりを母としているうちに、急にピンときてしまったのです。
「これって、誰かが嘘をついている。妹じゃなければ母だ。」と確信した私。
私はある時母をさらに問い詰めました。
すると、母が観念したように「私が、あの子(妹)に、お姉ちゃんには内緒にしておこうって言ったのよ。・・・あの子はあの子で、お姉ちゃんが怒ってると思っているのよ。」
そう言って半泣きで「私が嘘ついていたの。ごめんなさい。」と電話口で言う母。
つまり・・・母は私と妹それぞれに相手を疑うような言葉を言っていたようなのです。
そもそも、妹のお祝い事に対して、きちんとお祝いしたかった私は、詳しいことを聞こうと思っていたのですが、本人にも教えてもらえず・・・
母は「あの子、きっと詳しく言いたくないんでしょ。私もよくわからない。いいじゃないのヒトのことなんだから。」言うばかり。
一方、妹には「このことはお姉ちゃんには詳しく言わないほうが良い。内緒にしておこう。怒るかもしれないから。」と言うようなことを言ったらしい。
そうして、妹と私はそれぞれお互いに、なんとなくもやもやした不信感を抱いていたということか・・・。
私は妹が連絡してこないのは何かうしろめたいんだろう。と思っていたし
妹は、私(姉)が連絡してこないのは一方的に怒っているのだろう。と思っていたようだ。
2年たっての母の告白に、私はあまりのことで呆然としてしまいました。
怒りというより、なんだかヒトが信じられないという気持ちと、これまでの・・・子供の頃からのいろんな違和感が、これでわかったような気がしました。
と言うのも、妹は子供の頃から常に私に苛立っている子でした。
「どうせお姉ちゃんはいいよね、どうせお姉ちゃんは私のことこう思ってんでしょ。」とすぐにヒネた言い方をするので、僻みっぽいのは気質なのかな・・・と諦めてもいました。
幼児期には、喧嘩をすると妹は泣きが激しく、体をのけぞらせて最後にはひきつけを起こす癇癪持ちでした。
ひどい時には、泣かせると倒れて救急車で運ばれるので、「妹を泣かせないように。」と言われていました。
母は「あの子(妹)は聞き分けが悪い子だから、あなたが折れてね。あなたならわかるでしょ。」と妹を面倒な子と位置づけるような言い方をして、私に何かを頼むことが多かった。
私は、それに疑いもなく従って、物事を円滑に解決する事を考える子供になっていたように思います。
きっと母は、妹には私のことを「お姉ちゃんは怖いからだまっておこう。」とでも事あるごとに言っていたのかもしれない。
さすがに中高生にもなれば妹も泣いたりひきつけを起こすことはなくなりましたが、私に対する妹の態度は冷めていた気がします。
私は私で、なかなかのマイペースなタイプだったので
職員室で教師とワイワイやっていたり、ある時は先生に怒られたりしている姿を妹に見られることもあり・・・
家に帰ってから「あんた、恥ずかしいからやめてよね、先生にしかられるとか信じらんない。はずかしい。」と本気で嫌がられたりしていました。
そもそも先生に叱られることもそんなに気にしないタイプの私と、ちょっとでも誰かに指摘されるとストレスになる妹とでは性格が違いすぎる。
なぜ、年の近い同性なのにこんなにも気が合わないんだろう・・・・
友人の姉妹は仲が良くてうらやましい。と友人たちの姉妹関係を不思議な気持ちで見ていました。
そうして、私は妹とは合わない、と本気で思っていました。数年前まで。
でも、実は合わないだけなのではなく、お互いに不信感を持たせるようなことを母から耳にして育ってきたために
分かり合えないことになっていたんだ・・・と腑に落ちました。
私の母は、母親として私たち姉妹の間に立っていたのではなく、「女三人組み」のひとりとして
立ち回っていたんだろう。
それは今でもそうで・・・・
多分、母に悪気はなく、ただ自分と相手の関係をその場その場でうまく保つために、共通の敵を作るような事を言い、仲良くするタイプなんだろう。
よく、女の三人組はうまくいかない。という理由の最大の原因、キーパーソンになってしまうヒト。
それが、自分の母親だった。
私がバカだったのか、母が巧みだったのか・・・・
母へは、自分で蒔いた種なのだから、私と妹との修復をしてくれるように・・・と何度も言っているのだけれど
「そんなの私には無理、できない。あなたがひとこと妹に謝ってくれたら丸く収まるから・・・」と私に言いました。
「私は、これに関しては謝る気はない。」と言うと
「うちの娘たちはふたりとも強いというか、強情なのね・・・そもそも、二人とももう大人なんだから、お母さん関係ないでしょ。」と言う始末。
もっともらしいけれど、自分の嘘で娘の仲を壊しておいて、「もう大人なんだから。」には呆れてしまう。
そして時々、何事も忘れたかのように
「私のお葬式とかどうするの?仲良くやってくれるの?」と言ったり・・・・
「この前、妹と出かけてきたんだ〜」と不仲のままの私に言ってきたり・・・
自覚がない様子。
きっといつか、私がアクションを起こさなければ妹から折れることはないだろう。
でもあれから4年経とうとしても私はいまだに、それができない。
その理由のもう一つに、この間私が病気で倒れた時、母も妹も看病もする気がなかった。ということがちょっとひかかっている。
もともと、誰かのために世話をすることができるタイプではない。ふたりとも・・・。
でも、これまで祖母や父が倒れても、母が倒れても、妹が入院しても、私は駆けつけて色々と手助けをしてきたつもりだったし、それはお互い様だと思っていたけれど
私が倒れた時に手を差し伸べてくれないことをわかってはいても、傷ついてしまった。
その結果
もう、自分が折れるのも、調整役をするのも、ましてや私が嘘をついたわけじゃないのに謝るのも、なんだかいやだ。という頑なな今の気持ちに至ってしまった。
それが、母と妹にとって「お姉ちゃんがいまだに怒っている』という構図になってしまっている。
「何かが起こった時は自ら解決しようと動く」という生き方をしてきた為か、解決できない事を放っておくのが苦手で、すごくストレスになる。
ここ数年、お正月が近くなると、もやもやした気持ちが増す・・・
そしてそこに付随する苦い思いと哀しいきもちと気持ち悪さは続く・・・・。
きっと私が動けば(折れれば)解決するのだろうけれど、それができずに重い腰が上がらないでいます。

