ここ3年くらい、アメリカドラマから離れていました。
『24』から始まって、『コールドケース』『ボストンリーガル』『名探偵モンク』などかなり長いシーズン続いたモノをがっつり観続けて満足してしまったのと、
私が面白い。と思って見続けたかったドラマが打ち切り続き・・・・。
それに、一時期日本で放送されるアメリカドラマが、
ファンタジー系、ゾンビ系、SF系、ヒーローモノ、ティーンエイジャーモノ。とちょっと私の好みとは違った方に流行りがいってしまった・・・というのもあって・・・。
しばらくの間、海外ドラマはイギリスドラマや古いシリーズモノの再放送を観ていました。
『コールドケース』にいたっては、再放送をするたびに見続けています・
けれど、今年に入ってから
またアメリカドラマに面白さを感じています。
個人的に好みの作品が登場してきてうれしい。
今年になって、私が良かったと思うオススメアメリカドラマをご紹介。
◎『リーサルウェポン』
シーズン1が放送を終了し、アメリカではちょうどシーズン2が放送されている頃。
日本で放送されるのは来年になるとは思うけれどシーズン2も期待しています。
内容は、映画『リーサルウェポン』と設定は同じ。最初観た時には、配役に馴染みがなくて、地味な役者さんたち・・・と思ってしまったけれど
観はじめたら、1話ですっかりハマりました。
リッグス役(映画ではメル・ギブソン)の俳優さんは、これまでアメリカドラマでちらほら見かけた俳優さん。ちょっとジョニーディップをワイルドにしたような感じ。
マータフ役の俳優さんは、コメディアンということで・・・確かに演技はコミカルで明るい。
80年代のあの映画の雰囲気もありつつ、大げさにならないキャラや演出で良い感じで現代風になっています。
アクション、バディモノ。コミカルで家族愛も描かれていてバランスが良いので万人受けするドラマだと思います。
軽く海外ドラマを楽しみたい人向き。
(現在はWOWOWでの再放送は予定なし、ANXでも現在は放送なし。シーズン2が放送される頃に再放送があるのでは・・・・?)
◎『BULL(ブル)〜法廷を操る男=』
こちらは、WOWOWで今月から始まった新ドラマ。
待ってました〜法廷モノ。
でもタイトルからは分かりにくいし、主演もかなりおじさん。だれ?と思ったら・・・『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班〜』に出ていた俳優さん。
このドラマでは特徴的なメガネをかけているので気がつかなかった。
アメリカのドラマって、結構おじさんが主演なモノが多い。
なので、主演の俳優さんだけで観ようとするととっつきにくかもしれない。
こちらの法廷モノは、一般的な法廷モノとはかなり違った現代風。しかも、実在の人物をモデルにしているらしい。
そのモデルとなったのが、アメリカの有名心理学者でトークショーの司会もしている有名人だそう。
弁護士ではなくて、裁判科学(?)の専門家でコンサルタント会社の代表。
そのコンサル会社がチームとなって、これから始まる裁判の模擬裁判を通して判決を予測していく・・・・
チームには、アメリカドラマで必ず出てくるコンピューターにやたら詳しい人物や、弁護士、心理分析官、見た目をコーディネートするスタイリスト。
いわゆる『チームモノ』で問題に挑んでいく。
陪審員制度に対応するために、「擬似陪審員」を想定するのだけれど、その設定がすごい。
陪審員のメンバーがおおよそ定まったところで、実際に近い人物を集めて『擬似裁判』を行う。
そこに生まれる個々人の心理をシュミレーション、データ化して裁判の行方を操っていく。
という、ちょっとややこしいのですが・・・
きっと今いろいろ言われる「人工知能」もこうやってつくられていくのかしら??
それにしても、情報社会って、ここまで心理や行動も操作できるのか・・・と思わせる怖さもあり、そこには人の心理の単純さや複雑さ、哀しさもある。
「チームモノ」にありがちな、都合よく、気持ちよく、サッサと解決するエンターテイメント性がありつつも、人の心理を客観視しながら物事を多面的に見るという見方を教えてくれる面もあります。
主役のブル、の人間性にもこの先注目、ヒューマンドラマとしても成り立っています。
法廷モノ、心理モノ、チームモノが好きな方におすすめ。
(現在WOWOWで放送中)
◎『This is us 〜36歳これから〜』
先日も紹介したのですが、アメリカドラマらしからぬ、しっとりとしたヒューマンドラマ。
ほっこりしたり、泣けたり・・・と
しずか〜に流れる空気感の中、ふと訪れる人生の転換期やちょっとした(?)どんでん返し、衝撃。
個性的な三つ子として育った三人がそれぞれ大人になった人生を描きながら、その両親の人生も振り返る、時代が交差されてそれぞれの人生が少しずつ描かれている。
人生って、いろいろあるよね・・・と思いながらいろんな生き方、人の表と裏の一筋縄ではいかない複雑な心理と人間関係、家族関係を描いたドラマ。
人生は何事もなく安全が一番。と思いながらもそうはいかない・・・いろんな人生を知りたい人におすすめ。
(NHK日曜11時放送中)
◎『シグナル〜時を超えた捜査官〜』
映画『オーロラの彼方へ』のテレビドラマ版。韓国ドラマ『シグナル』のリメイク版。
なので、ちょっとSFモノです。
正直私はSFモノにはついていけなくなるので、途中挫折しそう。
でも、悪くない。世界観にハマればおもしろい、はず。
ただ、ちょっと残念なのは主演の女優さんの演技がイマイチ?な気がする・・・・。
映画『バタフライ・エフェクト』的な、過去を変えようとすると現在がまた変化してしまうというジレンマにどう立ち向かっていくのか、という面白さを描いているのかもしれませんが
ラジオで交信する父とのやりとりのシーンが、都合とタイミングがよすぎる感じも。
そもそもSFなので、マンガを読むような気持ちで見れば良いのかもしれませんが、なにかと倉庫のラジオ前でのやりとりが多くて動きが少ない。
他の人間関係の描き方がわかりにくい。
演出がいまいちなのかな。
もう少し観続けます。SFドラマや最近流行りの過去と未来が交差するストーリーが好きな方にオススメ。
(現在WOWOWで放送中)

