今期のドラマ、定番から斬新なものまで盛りだくさん。海外ドラマも新たに面白そうなシリーズがはじまっているし・・・
そろそろ出揃ったけれど絞らないと・・・観たいモノが結構な数になってしまいました。
今日はまたまたドラマの感想文です。
◎火曜TBS10時『監獄のお姫さま』
想像していたのと違う始まり方・・・そしてひと癖もふた癖もあるめんどくさい展開に
想像力を働かせないと、全体像が見えなくて、ストーリーが散らかってしまう・・・
そういえば・・・クドカンドラマっていつもこんな感じで、最初ついていけないような感覚にさせられる。と思い出し、頭のスイッチを切り替えなくちゃ、と思いました。
急に色んなキャラクターが登場してきて、一気に押し寄せてくるので一度に全部飲み込めない状態になってしまうのだけれど
それが、群像劇の醍醐味・・・なので私はそこに付いて行くこと自体が楽しみになるのです。
でも、この手の群像劇、特にクドカンの世界観に置いてけぼりにされている・・・内輪ウケ感を強く感じてしまう・・・という人や
好きな俳優さんやイケメンを観ていたい。
わかりやすく爽快であってほしい。という人にはひどくつまらないと思う。
私のドラマ好きの友人は、クドカンドラマは受け付けなくて、そこの話が合わない・・・残念ながら。
オススメしても、一度観て「よくわからない。」そうで、「いや、あきらめないで続けてみてみて〜」と言いたいのだけれど・・・・
じわじわくるまで時間がかかるので、そこはなかなか・・・・。
以前、『あまちゃん』をオススメした時に、数回見ても「イマイチ。」と言っていたけれど『総集編』観たら「面白かった。」と言っていました。
そこなんだと思う。クドカンがまんべんなくウケない理由。
総集編にすれば、ストーリーはわかりやすいのだけれど・・・・
端折っちゃったらクドカン好きの楽しんでいる醍醐味は味わえない・・・・。
それに、今回もながら見ができないドラマになっていた。
最近のドラマは「ながら見」しても1話抜けてもストーリーがわかってしまう単純な展開が多いので、集中力がいらないのが特徴的だから・・・
きっとこのドラマもヒット作にはならないのかも。
そもそも、おばさんだらけのキャラクターですから、若い人たち観ないでしょう。人気者もイケメンもいなしし。
それにしても、今回この『監獄のお姫さま』ちょっと間の取り方がギクシャクしていたように見えたのが気になりました。
演出の問題?わざと?カメラ割の問題?
でもその1話目が、のちの伏線の回収につながるかも・・・と思って録画を消さないでおこうと思います(笑)
伊勢谷友介さん、テレビドラマ向きじゃない濃いめの俳優さんで、しかもコメディってどうなの?と思いましたが、あの癖の強さが強烈で良かった。
来週からも録画もしっかりしながら、じっくり見たいです。
◎水曜テレ朝9時『相棒シーズン16』
このドラマが飽きないのは、時事ネタも含め、社会の問題をざっくり取り込んで考えさせてくれるところ。
一時、ちょっとストリーや脚本のマンネリ化があって、成宮くんのびっくり最終回で『相棒』もフェイドアウトかと思ってしまったけれど・・・
反町くんの相棒で盛り返した気がします。
が、しかし・・・昨日の初回スペシャルはどうした?と思ってしまった。しかも続きモノ?
登場人物が、有名どころの俳優さんではありますがキャラクターが弱い気がします。
犯人役の中村俊介さん、スタイルが良いので見た目も良いけれど、何をやっても本人にしか見えないタイプ。昨日も犯人役が浮いていた気がする。
それに田辺誠一さんも相棒のテイストに合わない気も・・・・
せっかく反町君との相棒に馴染んできたので、もっとシンプルに二人の活躍を観たかったかな。
浅利陽介さんも、ダークな役の押しがくどい。やっぱり、六角さんのコミカルさが欲しい。
右京さんはさすがに年をとったと思いますが、それでもキャラはしっかりしているし
それなりの年齢に合った「右京さん」でいて欲しい。なので、そろそろ上層部の「特命係排除」な空気感も変化しても良いんじゃないのかな・・・
いつも「特命係つぶし」を匂わせても結局何も起きないし。
『相棒』はお正月スペシャルに期待かなぁ。
ところで・・・昨日第3話だった『奥様は取り扱い注意』について・・・
急にテンションダウンしてしまった。
ママ友の戦い・・・か、その題材の単純さのせいかもしれない。
でも、前回は元セクシー女優への差別問題。一話目はDV夫の成敗。
題材があまりに単純すぎる。
観やすいドラマ。ではあるけれど・・・もうちょっと複雑さがあっても良さそうなのに・・・
金城一紀さんの脚本らしからぬ・・・って感じ。
画面観ないでも、流し見しながら聞き流せるドラマのつくりなのかなぁ。
一話完結のご近所問題解決で、すっきり?というドラマなのかな。
私はその単純さに耐えられなくなってきてしまった。
どうせなら、『デスパレートな妻たち』っぽく、事件も含めてもっと主婦たちの裏面を毒々しく描いてくれたら良いのに、事が単純でキレイすぎる。
こういう、ドラマがシンプルでわかりやすくて受けるのかもしれないけれど
最初の大仰な設定はどこに行った?まだ引っ張るのかな?
今のところ一話完結と綾瀬はるかブランドに頼り切って、内容が薄くなってきている。
あとは最終回だけチェックでも良いかな。

