NHKの『土曜時代ドラマ』は夕方6時5分から。
『土曜ドラマ』は夜8時15分から。と、ちょっと紛らわしい・・・・
で、今回のドラマ感想は『土曜ドラマ』の方。『ブラタモリ』の後から始まる方です。
現在4回まで放送され、全8話。
『植木等とのぼせもん』
山本耕史さんが植木等を演じ、のぼせもんとは付き人の小松政夫さんのこと。小松さんを至尊淳さんが演じています。
去年の春の『トットてれび』を思い出させる昭和の芸能界を味わえるドラマです。
満島ひかりさんの黒柳徹子さんも、単なるモノマネ演技にならないキャラクターには感心させられましたが・・・・
今回の、山本耕史さんの植木等・・・イメージ的にちょっと合わないような気がして3話まで撮り溜めして観ていなかったのです・・・・
でも見始めたら、一気に4話まで観てしまいました。
山本さんの話し方、声の出し方、仕草。植木等さんに見えます。
そして驚いたのが歌。
本物の植木さんの声を被せてあるのかと思っていたのですが・・・山本さんご本人が歌っているらしく、びっくりしました。(多少の加工はしてあるのかも・・・だけど。)
これを、モノマネと見るか、演技力と見るかはドラマの内容にもよるかもと思うですが・・・
ドラマのストーリー展開は今のところ微妙なところも正直あります。
それは、盛り沢山すぎているので・・・
クレイジーキャッツのメンバーが地味ながら良いし、それぞれ楽器のできる人を使っているようでバンドのシーンもリアル。
そのメンバーをもっと取り上げて欲しいと思ってしまう。なので・・・
至尊さん演じる小松政夫さんの視点は必要だったのか、と思うところもあります。
それならば、植木さんの元住職の父親役、伊東四朗さんとの関係性を中心に描いて欲しかったかな〜と思ってしまう。
それくらい、伊東四朗さんが良いのと、植木等さんが住職であるお父さんに影響を受けていることとが興味深いので、そこをもっと深く観てみたい。
それにしても、山本耕史さんは最近何かと話題の人ですが、見た目と演技力と私生活の話しを耳にしても・・・面白い人だと思います。
ドラマ『ひとつ屋根の下』の時の印象が強かったので、ちょっと今とイメージが違う。
時代劇、そして昭和のドラマにもハマりやすいし、存在感があるところが役者さんだな〜と思う。
最近は、中堅の面白い役者さんがたくさんいて、若手の役者さんも演技力がある人がいて・・・
人気者だけではなく、適役の役者さんを使ってドラマを作ってくれたらいいのにと思う。
アイドルや人気者を使ったドラマや映画はほどほどにしてほしい。
ということで・・・・あと4回残っているストリーですが植木さんのスターとしての葛藤や、クレイジーキャッツのメンバーとの関係がどうなっていくかが楽しみです。
そして、クレイジーキャッツの歌、昭和のヒット曲もちょこちょこ挟まれていてそれも楽しみ。
なんだか・・・すっかりNHKのドラマ。それも昭和時代を描いたドラマにハマっている私。
トシを感じます。

